再発予防・健康維持のための生活習慣の知識

ホットクック減塩レシピ①白菜と豚肉の(重ね)煮~【医師考案】時短家電を使った簡単で美味しい減塩料理:らくシオ~

一度心臓病になってしまうと、必ず医者から言われること「塩分を控えて下さい」

高血圧になってもそうです。

私も何百人もの患者さんに言ってきました。

でも、塩の量って測るの難しいです。だいたい塩って”少々”で感覚で入れていますし、いろんな食材や調味料にすでに塩が入っている塩の量も分からない。

塩分が分からないものだらけの中、それらを足し算して合計して1日6gまでなんて、難易度が高すぎます。

でも、いい解決策を持っていないかったので、難しいとはわかっていても、患者さんに努力に委ねるしかなく、心苦しい思いをしていました。

今まで、ずっとなにか簡単な解決策がないかと考えてきましたが、やっと1つの答えにたどりつきました。

最近我が家に導入したホットクックは家事の時短が主な目的でしたが、

”食材をすべて鍋に入れてボタンを押せば料理ができる”

という特徴により完ぺきな塩分計測ができる事に気が付きました。

そして、塩分を食材の0.6%にする事で味もおいしくなります!

名付けて、ラクシオ!

スマート家電を使った、スマートだから時短しながら簡単で美味しい減塩料理

ラクシオのロジックは以下の通りです

塩分濃度 0.6%の美味しい食事を作る

0.6%の料理を好きな割合で組み合わせ、合計が333g以内になるようにする

塩分量は2g以内になる

式にしますと

ラクシオの公式

333g(料理の重さの合計)x0.6%(塩分濃度)=2g(塩分量)

ラクシオを使えば、貴方に自由で美味しい簡単な食事が戻ってくることでしょう

白菜と豚肉の(重ね)煮について

第一回目は白菜と豚肉の(重ね)煮です。

これは、ホットクックの特徴を活かせる代表的な料理で、我が家でもよく出てくるものです。

(重ね)とカッコが付いているのは、我が家では手間を省いて重ねる事もしないからです。

食材を無造作にドン、蓋閉めてピっ、で完成です。

ホットクックで料理がおいしいくなる秘訣は、ホットクックが作り出す密閉であると思います。

低温で加熱する事で蒸すことができ、食品のうまみを最大限に引き出し、そのうまみを閉じ込めて調理する事ができます。

白菜と豚肉は相性のいい食材の代表ですが、それらのうまみを外に逃がすことなく、密閉空間でうまみを融合させることができるのです。

なので、我が家では白菜と豚肉を重ねることもしません。

ホットクックの中で共存させていれば、後は密閉の調理の間に自然と交じり合うのです。

さて、それでは実際のレシピを紹介します。

食材

~4食分の食材~

豚肉 細切れ 300g

白菜 1/4 カット

シイタケ 1パック 約100g

全部で約600円。1食当たり150円です。

準備:10分

白菜を3㎝程度の幅に切り、うち鍋に入れます。

※この際うち鍋を置いてから測りの0設定をしておき、食材のみの重さが測れるようにして下さい。

白菜1/4カット分で重さは575gでした。

次に、シイタケを半分に切って入れました。シイタケも加えた時の重さは659g。

冷凍されていた豚肉を解凍し、そのままうち鍋にドン。合計の重さは950g。

食材がすべて入ったところで味付けです。ここがラクシオ最大のポイントです!

「食材の0.6%分の塩分がおいしいと感じる丁度いい塩加減である」という黄金ルールにしたがい、食材の重さの0.6%分の塩分を入れます。

950g x 0.006 = 5.7g で5.7gを計測しました。

※小数点1桁まで計測する測りである必要があります。我が家ではTANITAのKD-320を使用しています。

塩を食材にまぶすようにかけて、準備完了!

ホットクックで調理:30分

白菜と豚肉の重ね煮ホットクックの定番料理なので、「白菜と豚バラの重ね煮」というメニューが用意されていまので、選択してください。

調理終了です!鍋を開けると湯気の塊が出てきて、白菜のシイタケの温かい香りが顔を覆います。

豚肉にもしっかり火が通り、食材からでた出汁がうち鍋に溜まっています。食材を混ぜて完成!

実食

では、食事をお皿に盛りましょう。ここでラクシオ第二のポイントです。

塩分管理の為にひと手間かけて、食べる食事の量を測ります

ここでも測りを使います。

今回は、236gでした。調理中に水蒸気は鍋から少しはでてはいますが、基本的には密閉されており、水分量の変化は少ないため、塩分濃度の変化も少ないと考えれれるので、塩分濃度0.6% をかけて、

236gx0.006 = 1.4g の塩分が入っているとわかります。

ラクシオのすごいところは、何品作っても塩分濃度を0.6%に固定しておけば、食事の重さの合計に0.006をかけることで塩分量が計算できることです。

1日6gの塩分量にするには、1食当たりの塩分量を2gに抑える必要があります。

ラクシオで作る0.6%の塩分量の食事であれば、333g摂取すると塩分量は2gです。

333g x 0.006 = 2g

マジックナンバー333を覚えておきましょう!

マル

豚肉と白菜のうまみがちゃんと融合されていて、おいしかったです!白菜まで味が決まっているので、白菜だけでもご飯が進みます。

ソフィー

手軽に塩分量が測れるのがいいですね。素材の美味しさが引き立っているため、減塩料理にありがちな物足りなさがないのもいいです。

<評価>

おいしさ★★★★★
ヘルシー★★★★
手軽さ★★★★★
値段★★★★★
総合★★★★★

代表料理だけあって、手軽で美味しい食事でした。簡単さも追及して、”重ねもしない”という事でさらに手軽さを向上させました。食材が少ないので、単体では栄養が偏りそうですので、ヘルシーは4点にしました。他の料理も合わせて食べると尚いいでしょう。どんどん他の料理の紹介していきます!

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