講演概要
講演日: 2025年6月19日
場所: 明治安田南大阪支店セミナー会場
講演時間:75分(質疑応答あり)
参加者数: 約100名(WEB配信あり)
タイトル: 循環器病セミナー~魔の手は静かに、そして突然~
講師: 丸目 恭平(循環器専門医、国立循環器病研究センター非常勤医師)
今回のセミナーは、主要な循環器病の脅威と、その脅威から身を守るための具体的な知識について理解を深めることを目的として開催されました。
丸目の豊富な経験と最新の医療知識をもとに、医療現場での実例やデータを交えながらわかりやすく解説しました。参加者は主に一般の方でした。20代から80歳以上まで幅広くご参加頂きました。主な年代は40代が12%、50代が23%、60代が21%、70代が28%でした。女性が79%と多かったです。
講演内容
セミナーでは以下のトピックについて詳細に説明しました:
1)主な循環器病について
2)急性冠症候群について
心筋梗塞や不安定狭心症の仕組み、原因、症状の解説
“time is muscle” 発症後は刻々と心筋細胞が死んでいくので、一刻一秒を争い治療をすることを強調
実際のカテーテルデバイスで手技の実演を行い、実際に触れる体験も提供
3)大動脈解離について
大動脈解離についての概要と治療、入院日数費用等の解説
病院到着前に約3人に1人が死亡することについて説明
リスク因子や実は女性も男性同様のリスクがある事ついても講師丸目の論文を引用し説明
4)心房細動について
心房細動の概要と有病率が男性は女性の3倍、急増中で今後も増える見通し
実際に10年後の心房細動リスクをフォームを使って試算する体験会を実施
半数以上が無症状という衝撃的な事実と無症状心房細動の見つけ方について説明
5)循環器病の予防・備えのために
”一回治療したら終わり”ではない 再発防止と予防、そして備えの重要性について
参加者の声と満足度
満足度
- 満足度: 7割が5点満点と評価(35人/42人)
- 満足度の分布:
- 5点: 35名
- 4点以下: 7名
参加者の声(抜粋)
- 50代女性「カテーテルなど実物に触れさせていただいたり、具体的なお話だったのでわかりやすかったです」
- 50代男性「循環器の病気は自然治癒されないので、予防が大切だと思いました。」
- 60代「丸目先生大恋勉強なりました。感謝です。」
- 60代女性「全く知識がなかったので勉強になりました。リアルな医療器具も見せて頂けて、こんなのを手首から入れたくない(泣)と思いました。健康って大事。保険も大事ですね」
- 30代男性「すごくわかりやすくたのしくセミナー時間をすごせました。座学は苦手意識がありましたが1時間半もすわってられた自分にびっくりです。」
感謝とお礼
この度は多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。参加者の皆さまからいただいたご意見をもとに、今後の講演活動をより充実させてまいります。循環器病は国民病で対策すべき社会問題ですが、循環器病の対策を進めるためには、まずは普及を十分に行う必要があります。引き続き、講演やセミナーを通じて循環器病の普及に貢献して参ります。