【講演報告】第4回 和温療法学会 学術集会 教育講演に登壇いたしました

■講演の概要

  • 講演会名:第4回和温療法学会学術集会

  • 日時:2025年11月2日(日) 

  • 会場:福岡大学病院 福大メディカルホール

  • 主催学会/会長:和温療法学会 会長 三浦 伸一郎(福岡大学病院病院長)

  • 講演区分:教育講演

  • 座長:豊田 茂(獨協医科大学病院 心臓・血管内科/循環器内科) 

  • 演者:丸目 恭平(株式会社Doctock)

  • タイトル:骨太の方針・医療計画・循環器病対策基本計画ー政策文章をどう読む?

本講演では、「政策文書」を通じて医療現場の未来を読み解く視点を中心に、以下のようなテーマで解説が行われました。

■講演の目的

  1. 政策を身近に感じられるようになる

  2. 今後起こりうる流れの一部を知る

  3. 国と肩を組み合う関係に近づく

■主な講演構成

  1. 政策文書の重要性
     医療政策は、現場に大きな影響を与える“設計図”ともいえるものであり、医療従事者にとっても無視できない存在であることが強調されました。

  2. 政策文書を読むコツ
     情報量に圧倒されず、ポイントを絞って読む方法について、具体的なアドバイスが提示されました。特に、医療関係者が優先して読むべき文書として以下が紹介されました:
     - 骨太の方針(毎年6月発表/政府の基本戦略)
     - 医療計画(6年ごとに改定/地域医療構想の基盤)
     - 循環器病対策推進計画(6年ごとに改定/循環器病対策の基本戦略)

  3. 各種政策文書の構造と要点の紹介
     “どこを見れば良いか”といった読み方のヒントを、実際の政策に即して解説しました。

  4. 「医師と公務員」の相違を理解する視点
     “公務員”と“医師”では立場や制約が異なるものの、互いに歩み寄ることで医療政策はより実効性を持つ、というメッセージが込められました。

  • 個人の経験を共有し、橋渡し役に
     「医師・官僚・起業家」という立場を経験してきた演者だからこそ見える視点を通じて、参加者自身が“国と肩を組む”一歩を踏み出すきっかけになりました。


■参加者の声と満足度

本セッションは多くの医師・医療従事者に参加され、高評価を得ました。他の場所での講演依頼も頂きました。

「政策文書に対する見方が変わった」
「難しい話を、分かりやすく表現で話してくれ納得できた」


■感謝とお礼/今後の展望

この度は、和温療法学会の皆様をはじめ、座長の豊田教授、会長の三浦病院長を含む運営委員会の皆様、参加者の皆様に心より御礼申し上げます。
丸目は今後も、循環器病対策や地域医療政策の視点から、「医療現場と行政・政策の橋渡し役」として、講演・情報発信を続けてまいります。
今回の講演を通じて、多くの医療従事者の皆さまが政策を“他人事”ではなく“現場につながる自分事”として捉えるきっかけとなれば幸いです。
今後も、医療現場の声が政策に届き、行政とともにより良い医療を共創できる社会の実現を目指してまいります。

今後ともご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。