講演概要
講演日: 2024年12月3日
場所: 明治安田東京第二マーケット開発部内セミナー会場
参加者数: 146名
講師: 丸目 恭平(循環器専門医、元厚生労働省循環器病対策専門官)
今回のセミナーは、循環器病の脅威について理解を深め、特に急性冠症候群(ACS)の発症リスクや治療の実態について具体的な知識を提供することを目的として開催されました。
丸目の豊富な経験と最新の医療知識をもとに、医療現場での実例やデータを交えながらわかりやすく解説しました。参加者は主に保険営業職の方々で、顧客への情報提供やリスク喚起に役立つ知識を得るために参加しました。
講演内容
セミナーでは以下のトピックについて詳細に説明しました:
- 急性冠症候群(ACS)の基礎知識:
- 心筋梗塞や不安定狭心症の仕組み、原因、症状の解説。
- 1時間に13人が発症し、病院到着前に約35%が死亡する現状を強調。
- 治療の実態:
- ステント留置術やカテーテル治療の詳細、入院日数・治療費についての具体的データを提示。
- 治療費は最低100万円以上かかる場合があること、再発率が高い病気であることを強調。
- 例えや体験を取り入れた分かりやすい説明:
- 心筋を「畑」、動脈を「水路」に例えるなど、わかりやすい比喩を用いた説明方法を紹介。
- 実際のカテーテル器具やステントを手に取って学ぶ体験型の内容を提供。
- 再発防止と予防の重要性:
- 循環器病は一度発症すると「一生付き合う病気」であることを理解し、生活習慣の改善が重要である点を強調
参加者の声と満足度
満足度
- 急性冠症候群に対する理解度:(5点満点)
- セミナー前: 平均 2.2点
- セミナー後: 平均 3.9点
- 平均満足度: 5点満点中4.2点
- 満足度の分布:
- 5点: 50名
- 4点: 29名
- 3点: 18名
- 2点以下: 0名
- 満足率: 100%(3点以上を満足と判断)
参加者の声(抜粋)
特に良かった点:
- 「具体的な事例や数字を基にした解説がとても説得力がありました。」
- 「心筋を水路に例える話法が非常にわかりやすく、お客様への説明に活かせそうです。」
- 「実際のカテーテル器具を触れる貴重な体験ができ、病気の理解が深まりました。」
仕事への活用:
- 「入院日数や治療費のデータを顧客に提示し、保険の重要性を訴求したいです。」
- 「発症率や再発率について具体的に説明することで、顧客に危機意識を持ってもらえると思いました。」
改善点:
- 「時間があれば、予防法や応急処置方法についても知りたいです。」
- 「セミナーの時間が短く、もう少し詳しい話を聞きたかったです。」
感謝とお礼
この度は多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。参加者の皆さまからいただいたご意見をもとに、今後の講演活動をより充実させてまいります。急性冠症候群や循環器病全般に対する理解が、皆さまの営業活動や健康意識向上に役立てば幸いです。引き続き、講演やセミナーを通じて社会貢献を目指してまいります。