講演概要
講演日: 2024年12月20日
場所: エリキュースインターネット講演会
座長: 海北幸一 教授(宮崎大学医学部内科学講座 循環器・腎臓内科学分野)
主催: ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
講師: 丸目 恭平(株式会社Doctock代表取締役、国立循環器病研究センター非常勤医師)
対象: 宮崎県内の循環器内科医および内科医
本講演は、脳卒中や心臓病に関する政策を支える「総合支援センター」の役割や活用方法を中心に解説されました。さらに、国の循環器病対策政策の背景や今後の展望について、具体的なデータや事例を交えて紹介しました。医療従事者や政策関係者に向けて、政策と実践を結びつける貴重な内容が共有されました。
講演内容
総合支援センターとは
- 総合支援センターは、地域の特性に基づき、保険診療外での情報提供や地域医療機関との連携を推進する施設です。
- 地域全体の患者支援体制を充実させるため、相談受付や啓発活動、資料提供などを行います。
医療者がどう活用する?
- 総合支援センターを活用することで、患者支援や治療と仕事の両立支援がスムーズに進められます。
- 鹿児島県でのLINEスタンプ制作や熊本県でのピアサポート活動など、他県の事例も紹介され、地域に合った活用法が提案されました。
今後の見通し
- モデル事業としてスタートした総合支援センターですが、2年目以降の継続は自治体次第となっています。
- 国の循環器病対策予算の推移や政策形成の現状も解説され、エビデンスに基づいた提案が重要であると指摘されました。
感想と講演の成果
座長・海北教授のコメント
海北教授は、「総合支援センターの位置づけや国の政策についてよくわかった。循環器病対策を行う体制や各部門の役割が興味深かった」と感想を述べられました。
感謝とお礼
今回の講演を主催いただいたブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社、また座長を務めてくださった海北教授に心より感謝申し上げます。本講演が、総合支援センターの活用促進や循環器病対策の発展に寄与することを願っています。今後も、地域における循環器病の対策の発展のため、政策と現場をつなぐ活動を続けてまいります。