講演概要
講演日: 2025年5月12日
場所: 明治安田京都支社内
参加者数: 約130名
タイトル: 循環器病を知る
講師: 丸目 恭平(循環器専門医、元厚生労働省循環器病対策専門官)
今回のセミナーは、主要な循環器病の脅威と具体的な知識について理解を深めることを目的として開催されました。
丸目の豊富な経験と最新の医療知識をもとに、医療現場での実例やデータを交えながらわかりやすく解説しました。参加者は主に保険営業職の方々で、顧客への情報提供やリスク喚起に役立つ知識を得るために参加しました。
講演内容
セミナーでは以下のトピックについて詳細に説明しました:
1)主な循環器病について
2)急性冠症候群について
心筋梗塞や不安定狭心症の仕組み、原因、症状の解説
1時間に13人が発症し、病院到着前に約35%が死亡する現状を強調
実際にカテーテルデバイスに触れる体験コーナーも実施
3)大動脈解離について
大動脈解離についての概要と治療、入院日数費用等の解説
1時間に3人が発症し、病院到着前に約3人に1人が死亡することについて説明
リスク因子や男女別のリスクについても講師丸目の論文を引用し説明
4)心房細動について
心房細動の概要と有病率が男性は女性の3倍、急増中で今後も増える見通し
実際に10年後の心房細動リスクをフォームを使って試算する体験会を実施
半数以上が無症状という衝撃的な事実と無症状心房細動の見つけ方について説明
5)脳卒中について
脳卒中の概要と治療法、後遺症ならびに復職率について解説
リスク因子と実際にフォームを使った10年後の脳卒中リスクの試算方法を説明
6) ”一回治療したら終わり”ではない 再発防止と予防について
参加者の声
良かった点:
・実際にデバイスに触れることで怖さもあったが医療技術について身近に感じることがで きてよかった。
・循環器病につき、たいへんご丁寧に説明いただき、理解が深まりました。
・実際の医療器具を初めて見ました。あれを身体の中に入れないといけないのかと思うと、 予防や健康にはくれぐれも気をつけないといけないと思いました。たいへん勉強になりました。
・実際に使われている機材を触らせていただいたのが新鮮な感覚でした。
仕事への活用:
・技術の進歩とともに治せるようにもなってきているが長きにわたり高額な 医療費が必要で再発の心配もあり、予防が大切だということを、保障の準備とともに多くの 方にご案内していきたい。
・誰にでもあり得るくらい確率の高い病気であり、自覚症状のないまま悪化し、介護・死亡・高額医療費といったリスクもあるので、それをカバーする保険が必要になるということを改めて感じました。とても貴重なお時間をいただきありがとうございました。
・(リスク試算の)QRコードや具体的なデータについても、提案の際に活用してみたいです。
感謝とお礼
この度は多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。参加者の皆さまからいただいたご意見をもとに、今後の講演活動をより一層充実させてまいります。循環器病全般に関する理解が、皆さまの営業活動や健康意識向上に役立てば幸いです。引き続き、講演やセミナーを通じて社会貢献を目指してまいります。