ずぼら栄養学

飲み干しても安心、減塩!具沢山味噌汁【医師考案】時短家電を使った簡単で美味しい減塩料理:らくシオ④~ 

具沢山味噌汁について

恒例になってきた減塩食シリーズ第4弾です。今回は日々の食卓に欠かせない味噌汁をご紹介いたします。ホットクックの良さを活かし、おいしく手軽でほかの減塩レシピと共に日々の生活に取り入れやすいおすすめレシピになっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 

マル

味噌汁の味噌の量って、目分量になってしまうことが多いですよね。実際の塩分量が気になります。健康のことを考えて味噌を減らすこともできますが、そうすると味がきまらないことも…。今回はそんな悩みを解決します。

食材

~4食分の食材~ 

今回のレシピは勝間式ロジカル調理を参考に作っております。 

具材は基本的には冷蔵庫の残り野菜何を入れていただいても大丈夫です。 

今回の具材はこちら。①甘みのでる野菜(サツマイモやニンジン)、②だしになるキノコ、③コクを出すための油揚げや脂身のあるお肉を入れるのがおすすめです。 

・大根 

・キャベツ 

・人参 

・サツマイモ 

・マイタケ 

・ネギ 

・油揚げ 

上記の合計 約550g 

・具材と同量の水 550g 

(ダシを使わない代わりに具材の量を水の量と同量にするのがおいしくなるコツです。) 

・具材と水を合わせた総量の5%の味噌 (550+550)×0.05=55g 

※おいしいと感じる黄金の塩分濃度0.6%を達成するために味噌の量を食材の5%にします。詳細は後ほど解説いたします。 

準備:5分

具材を食べやすい大きさに切る。根菜類は5mmくらいの厚さが推奨です。サツマイモは水にくぐらせて軽くあく抜きをします。 

具材を計量し、うち鍋にいれる。次に具材の総量と同量の水をうち鍋にいれます。 

次に味噌を入れます。味噌の量がらくシオのポイントです。 

具材と水を合わせた総量の5%の味噌が、おいしいと感じられる黄金の塩分濃度0.6%になります。以下解説です。 

味噌での塩分濃度の調整は ”食材x5%” 

味噌の塩分濃度は約12%です。(標準的な味噌の場合、甘口辛口等味噌によって多少異なります) 

つまり味噌100gあたり12gの食塩が入っています。 

逆に言えば、食塩1gを入れるためには、味噌は8.3g入れればいいわけです。 

0.6gの塩分を入れるためには、5gの味噌が必要です。 

よって、100gの食材の0.6%に当たる0.6gの塩分を入れるためには味噌は食材の5%に当たる5g入れればいいのです。 

今回であれば、 

(550+550)×0.05=55g です。 

55gの味噌をうち鍋に入れます。具材と一緒に味噌が入れられるのも手軽なポイントですよね。調理の途中にまぜ技ユニットというかき混ぜ棒が混ぜてくれるので、味噌を溶かさなくてもいい手軽さもホットクックの利点です。 

調理:25分程度 

自動で作ってくれるので、調理というのもはばかられるのですが… 

メニューを選ぶ→カテゴリーで探す→スープ→具だくさんみそ汁→スタート 

あとはほうっておくだけでお味噌汁が完成します。調理時間は目安で具材の量によるようです。 

実食

それでは盛り付けです。らくシオのポイントはこちら。 

塩分管理のために、食べる前に食事の量を計測します。 

今回は159gでした。ということは0.006をかけた分量が塩分となります。 

159×0.006=0.95 0.95gの塩分が入っていることがわかります。 

らくシオで塩分の正確な量が把握できるのは嬉しいですね。 

例えば前回のらくシオでご紹介したカレイの煮つけと一緒に食べても一食の塩分量の目標2g以内※に収まります。おいしい料理が心置きなく食べられるのは幸せですね。 (※一日の塩分量目標値 6 g →一日三食と仮定して、一食の塩分目標値 2 g) 

ソフィー

あまりにも手軽に作れるので驚きました!手軽なだけでなく、素材のうまみが凝縮してとてもおいしいです。ダシなしというのが信じられない!野菜がたくさんとれるのも魅力です。いろいろな具材で試してみたいですね。 

マル

ダシが入っていないのに、ちゃんと味噌汁でびっくりしました。むしろ、キノコなどのダシや油揚げの香ばしさが染み出ており、おいしかったです!

<評価>(参考:評価基準

おいしさ★★★★★
栄養バランス★★★★
手軽さ★★★★★
値段★★★★★
総合★★★★★

何にでもあう食卓の名脇役といえば味噌汁。このレシピの特筆すべき点は手軽に塩分量を把握できるところです。そしてなんといってもダシなしなのが信じられないほど美味しいです。日々繰り返し作りたいとっておきのレシピのご紹介でした。 

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